ダイエット2

痩せて自分は変わるんだ。

そう思ってダイエットを始めました。

 

でも、全く知識がなくて何から始めればいいのか分かりませんでした。

相談できる家族や友達もいない。

そこで、まずは本屋でダイエット雑誌を買いました。

 

たまたま、「キャベツダイエット」という記事が目に止まりました。

 

キャベツを食べるだけ。

低カロリーなので食べ過ぎを防げる。

たっぷり食べられて、無理なく食事量が減らせる。

 

そんなメリットが書かれていました。

 

食欲が抑えられない私に、食べないダイエットは向かないがこれならできるかも。

痩せられるかも、という期待を胸に、その日から早速キャベツを食べるようになりました。

 

 

ダイエットを始める

過食によって急激に太り出した私を見て、周りの人は「太ったね」「デブ」「ブタ」「妊婦みたい」「ブサイク」「ブス」などいろいろ言って来ました。

 

数人の男子から「絶対に付き合いたくない女子第1位」なんて言われたこともありました。

 

悔しくて、恥ずかしくて、その場から消えてなくなりたくなりました。

学校では絶対に泣かないようにしていましたが、家に帰ってからは家族にバレないように声を殺して泣きました。

 

毎日、学校に行くのが嫌でしたが、「体調が悪いから休みたい」と言っても母は許してくれませんでした。

 

学校に居ても、家に居ても居心地が悪くて憂鬱でした。

だから、どうにかしてこの状況を変えたいと思うようになりました。

 

そして、こんな状況になって嫌な思いをしているのは、自分が太っているせいだと考えるようになりました。

抜け出すためには、痩せるしかない。

ダイエットを始めよう。

まずは、ご飯を食べないで我慢しよう。

 

今思うと、この時期から始めた間違ったダイエットが人生に大きな影響を与えたと思います。

異常な食欲と体の変化

食べても食べても満足できなくて、頭の中はいつも食べ物のことでいっぱいでした。

学校の勉強も集中できない。

体育の授業でどっっと疲れる。

 

そのうち、朝起きるのが億劫になり、寝ても疲れが取れなくなってきました。

運動したわけでもないのに、常に疲労感と倦怠感がある。

 

体型も急激に変わりました。

頬の肉はパンパンに膨れて、クラスの子からは「アンパンマンみたい」と揶揄される。

下腹もぽっこり出てきて、担任の先生からは「妊娠しているの?」と言われる始末でした。

授業参観に来た母からも、「後ろ姿が熊のようだった。おまえ、クラスで一番でかいよ。」と。

 

そんなことを言われるたびに、どんどん自分が嫌いになっていきました。

異常な食欲

私が摂食障害を自覚したのは小学6年生、12歳の時でした。

 

もともと食欲は旺盛でしたが、6年生になってから食べても食べても食欲がおさまらなくて、お腹が苦しくなるまで食べ続けるようになりました。

お昼の給食は必ずおかわりをして、2人分は食べていたと思います。

 

3食では足りなくて、お小遣いで駄菓子や菓子パンなどのおやつも買っていました。

毎月のお小遣いはほとんど全額、おやつに費やしていました。

だんだんそれでも足りなくなってきて、お年玉貯金もおやつ代に使うようになり、あっという間に手持ちのお金がなくなりました。

 

自分でおやつが買えなくなって、自宅に買い置きしてある来客用のお菓子やお中元、お歳暮などの頂き物をこっそり盗んで食べるようになりました。

それ以外にもご飯やパンなど、普段の食事の消費量も格段に増えていました。

 

すぐに母が異変に気付きました。

私は、どうしてそんなに食べるのかと問い詰められましたが、食べていないと嘘をつきました。

母は嘘をついた私を叱りました。

当時、何と言われたのかは忘れてしまいましたが、すごい剣幕で怒られたのだけは覚えています。

 

それで、もうこんなに食べるのはやめようと思ったのですが、食欲は抑えられませんでした。

また怒られると分かっていても、もっともっと食べたくて、お菓子に伸びる手を止められませんでした。

何でこんなに食べたくなるのか分からなくて、食欲をコントロールできない自分が情けなくて、惨めに思えました。

はじめまして

はじめまして、タツミと申します。

 

私は10代の頃から18年、過食症過食嘔吐症に悩んできました。

今年で改善して5年目になります。

これまで、たくさんの病院に通ったり、様々な治療を試してきました。

辛い日々が長く続き、もう一生、普通に食事ができないのではないかと思ったことが何度も何度もありました。

改善までに多くの時間を費やしましたが、私が経験したことが少しでも誰かの役に立てばと思いました。

これから、摂食障害になった経緯や改善までの道のりについてブログに綴っていこうと思います。

お付き合いいただけたら幸いです。

よろしくお願いします。